2022年10月19日水曜日

【2022年11月26日】シンポジウム「わすれな草」開催のお知らせ

 こんにちは。今回は社会構築論系室より、シンポジウム開催のお知らせになります。


早稲田大学総合人文科学研究センターでは、「東日本大震災遺族の記憶を記録し伝えることについて《当事者》と語り合う」ことをテーマに、以下の内容でシンポジウムを開催いたします。「災害復興」「記憶の伝承」「心のケア」といったテーマに関心をお持ちの方、将来メディアやジャーナリストなど「伝える」仕事に関わりたいと思う人などには、特に関わりの深い内容と思われます。

興味関心がある方は、ぜひご参加ください(参加費無料)。


***開催概要***

1)日時:2022年11月26日(土)13:30~16:00

2)会場、開催方法:オンライン開催(zoom)

3)テーマ:「わすれな草:東日本大震災遺族の記憶を記録し伝えることについて《当事者》と語り合う」

4)講演・座談会:

 ■基調講演:藤原規衣(フリーアナウンサー/元岩手朝日テレビアナウンサー)

 ■座談会登壇者:藤原規衣、倉堀 康(岩手県大槌町の震災遺族)、野坂紀子(同左)、野坂 真

 ■コーディネーター:野坂 真

5)申し込み方法:こちらのフォームからお申込みください   

        (https://forms.gle/CQpFzE1qLmho3VBW7)

6)同時開催企画:2022年11月27日(日)~12月11日(日)の期間中、シンポジウムに申し込んだ方向けに、このシンポジウム開催のきっかけとなった震災遺族へのインタビュー記録の一部をyoutube(限定公開)で配信します。ぜひ併せてご覧ください。

7)お問い合わせ先:shin-nzk@aoni.waseda.jp(野坂真)

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以上となります。プログラムの詳細については、以下のチラシをご確認ください。










2022年9月29日木曜日

秋学期が始まりました!

秋らしく過ごしやすい気候となりました。皆様、充実した夏休みを過ごせましたでしょうか?

今年度もあと半分、秋学期もよろしくお願いします!!

先日、社会構築論系では2年生を対象としたゼミ・卒研ガイダンス&社構会イベントを開催しました。資料・動画はMoodleに掲載しておりますので、2年生の方はぜひチェックしてみてください。

来週からは、いよいよオープンゼミが始まります。興味のあるゼミには積極的に参加してみましょう!

2022年1月6日木曜日

社会構築論系 高野ゼミ企画品のご紹介

昨年、文化構想学部社会構築論系の高野ゼミと早稲田地域の老舗 (株)富田染工芸 様が行ってきた商品の共同開発が形になりました!

現在、早稲田大学のオフィシャルグッズを販売している大隈講堂前の「Uni.Shop125」、「WASEDA-SHOP(オンライン)」でも取り上げていただいています。

以下に高野ゼミの皆さんからいただいたメッセージを紹介いたします。ぜひ一度ご覧になってください!


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こんにちは!私たちは社会構築論系の髙野ゼミです。
今回は私たち髙野ゼミの研究・プロジェクトの紹介をさせていただきます。

◯研究概要
髙野ゼミでは、SDGsを含む「サステナビリティ」について日々学んでいます。
概念や事例を机上で学ぶだけでなく、よりサステナブルな社会に近づくような実
践を目標にしています。
私たちのチームは「伝統工芸」をテーマに、早稲田地域を地場とする「東京染小
紋」に焦点を当てて、昨年度から研究に取り組んできました。

伝統的工芸品は次のような環境・社会・経済的な意義を備えており、後世に継承
すべきものであると考えます。
 ・環境的意義→例えば、長く使用できる
 ・社会的意義→例えば、地域との繋がりや連携がある
 ・経済的意義→例えば、インバウンド消費に与える影響が大きい

現在は、サステナビリティの概念に沿った素晴らしい伝統工芸を後世に継承すべ
く、「東京染小紋」の価値を広めるアクションに取り組んでいます。

◯「東京染小紋」とは
遠目には無地に見える細かな小紋柄が散りばめられており、柔らかくはんなりと
した美しさを特徴としています。室町時代から始まり、江戸時代には武士の裃に
も使われていました。
実は新宿の地場産業として明治以降早稲田の地にも根付き、現在もいくつか工房
があります。

今回コラボしたのは大学から歩いて10分ほどの距離にある富田染工芸さんです。
富田染工芸さんは1882年に創業した老舗ですが、今年開催された東京五輪の公式
グッズやパリへの出店など、現代の生活に合わせた新たな形の染物に挑戦してい
ます。実は1882年は早稲田大学が創立した年でもあります。

◯商品開発について
今回、私たち髙野ゼミは「伝統工芸品を日用品として多くの人に身につけてほし
い」「早稲田の地場産業を多くの人に知ってほしい」という想いから、多くの
方々の支えのもと、サステナブルな社会に近づくための実践として、ネクタイと
チーフの商品開発を行いました。
富田染工芸さん、Uni.Shopの販売業者である株式会社デューク・コーポレーショ
ンの担当者さんと意見を交換しながら、企画の立ち上げと色・柄の選定に携わら
せていただきました。
完成した商品は、
 ・大隈講堂前の「Uni.Shop125」
 ・WASEDA-SHOP(オンラインショップ)
にて販売させていただいております。

今回展開するのは、
 ・燕脂×石竹(エンジ×ピンク)
 ・紺碧×消炭色(ブルー×グレー)
 ・憲法色×藁色(黒茶×イエロー)
の3つで伝統色にこだわり、日常生活の中でも早稲田を感じられる色合いを目指
しました。

東京染小紋ではたった1枚の型紙を使用し反物に染めますが、数ミリの細かな模
様を染めるには熟練の技が必要です。今回の商品も一つ一つ丁寧に人の手で染め
られています。裏地には「宝尽くし」という縁起の良い模様が散りばめられてお
り、皆様の一日が素敵なものであってほしいという願いが込められています。

いずれも、ビジネスや式典でもご使用いただける高貴さと落ち着いたシャープ
さ、柔らかな雰囲気を醸し出す逸品となっております。大切な記念日や節目の年
に送る贈答品として、さりげない早稲田をぜひ身につけてご利用ください。

チーフ 6,050円 https://www.waseda-shop.com/pdetail875/
ネクタイ 21,780 円 https://www.waseda-shop.com/pdetail874/

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続いて、研究・商品開発にご協力いただいた(株)富田染工芸さんが行なってい
る、日本の伝統的な文様を守るプロジェクトを紹介させていただきます。

〜日本の文様(デザイン)保全・活用プロジェクト〜
江戸時代から考案されてきていた洒落た日本独自の文様。この貴重な文化を未来
の日本へと受け継いでいく事は、老舗染色工房にとっての使命と考えています。
しかし、紙素材に彫られてきた文様を劣化することなく、後世に伝えていくに
は、永久的に保存がきく、デジタル化を実施していかなければなりません。
富田染工芸には数万枚に及ぶ文様が現存しており、それらをデジタル化へと変換
していくには、多額の費用と時間を要します。
そこで、日本文化である文様の保全と新たな活用に共感いただける方を広く求め
る目的で、今回クラウドファンディングを活用させていただきました。
返礼品として、100年以上にわたり代々継承されてきた、キモノの手染め技術・
技法を活かし、既にデジタル化保存された文様でオリジナルアートタイルを作成
しました。

返礼品例)
・美術タイル(中)15cm×15cm 3,000円
・美術タイル(小)10cm×10cm 2,000円

このプロジェクトの趣旨に共感いただける場合は、ご協力いただければ幸いで
す。

支援先・プロジェクト詳細は以下から↓↓
https://first-flight.sony.com/pj/sarakichi